書斎と寝室、兼用はNG×
パソコンの普及やインターネット技術の発展に伴い、
「わざわざ会社に出社しなくとも、自宅で仕事ができるようになった」
「家事をしながら在宅で仕事ができるようになった」
という方も増えているようです。
通勤にかかる時間のロスも省けますし、なにより、
自分の都合に合わせてマイペースで仕事ができるというのが
在宅ワークの魅力ですよね。
しかし、自由な分、「収入の増減も自分次第」というシビアな面も…。
「頑張っているのに、なかなか収入に結びつかない」
「自宅だと、どうも仕事に集中できない」
…そんなお悩みを抱えているようでしたら、
まずは仕事部屋の位置やレイアウトを見直してみると良いでしょう。
間取りや家の広さの都合で寝室と仕事部屋を兼用している方も多いようですが、
それは風水ではNG!
仕事部屋は、仕事という“知的な”活動をするための場所ですよね。
一方、寝室は、その逆。頭を休めるための空間です。
目的が正反対なわけですから、風水云々を抜きにしても
求められるコーディネートが真逆なのは当然のことと言えます。
寝室に仕事机や本棚を置くこと自体が、あまり良いことではないそうですよ。
仕事机とベッド。どっちを優先する?
仕事に必要なものと言えば…作業をするための仕事机ですよね。
最近は、ノートパソコン1台あれば仕事ができてしまうケースが多いでしょうから、
小さなテーブルタイプを仕事机として使っている方もいらっしゃるでしょう。
しかし、本格的な仕事机を置くとなれば、それなりのスペースが必要ですよね。
そうなると、寝室に置くのは無理が出てきます。
なにしろ、寝室には寝具がありますからね。
これも、結構な面積を占める物です。
「まあ、ちょっと狭いけど、どちらも置けるし…」
と、スペースを有効活用して「寝室 兼 仕事部屋」としている方も多いでしょうが、
風水的にはちょっと考えモノ…。
なぜかと言うと、どちらも、
「置く位置」や「頭を向ける方角」が大事なアイテムだからです。
そのベースになっているのは、各方角にはそれぞれ、
「意味や司る運気がある」という風水の考え方。
このルールに照らし合わせて考えていくと、
ベッドの位置は「安眠できるかどうか」「心身を休められるかどうか」に直結しますし
仕事机の位置は「仕事に集中できるか」「仕事運が上がるか」を左右します。
寝室に適した条件と、仕事部屋に適した条件。
これらの両方を満たして理想通りの空間を作り出すのは、
想像している以上に難しいことなのです。
どうしようもない場合の妥協点、2つ。
「そうは言っても、間取りの都合でどうしようもない!」
…という方の妥協点としては、次の2点が挙げられます。
風水では、寝室と仕事部屋は正反対の役割を担う空間でとされていますから、
この2つを兼用するよりはリビングと仕事部屋を兼用したほうが良いようです。
また、「北西」は、風水では「主人の方位」と呼ばれている方角です。
そこに住む人の地位や社会運、仕事運、出世運を司ると言われており、
仕事での成功を後押ししてくれる方角と考えられているのです。
ですから、仕事部屋としては相性バッチリ◎
加えて、「寝ている間に運気が飛躍的に高まる方角」とも言われています。
風水では、「人は寝ている間に運気を吸収する」と考えられていますので、
北西に寝室を作ることは理にかなったことなのです。
寝室に仕事机を置きたい!寝室を仕事部屋を兼用したい!
ということであれば、家の中心から見て
「北西」の方角にある部屋を選ぶことをオススメします。