動物と風水の不思議な関係
玄関に、龍やら招き猫やらカエルやら…。
様々な動物の置物を置いているお宅、ありますよね。
おそらくそこのご主人は、風水がお好きなのではないでしょうか(笑)。
「龍にはこんな力があるし、猫の開運力も捨てがたいし…」
と、アイテムを一つに選べずにちょっとした動物園状態になっているのでしょう。
実際、動物にまつわる開運ジンクスって多いものですよね。
例えば・・・
「招き猫は商売繁盛のお守り」
「カエルの置物を置いておくと、お金が還ってくる」
「ウサギグッズには人間関係を改善してくれる効果がある」
「蛇の抜け殻を財布の中に入れておくとお金持ちになれる」
どれも、考えようによっては眉唾ものですが(苦笑)、
実際、風水ではよく使われている開運アイテムなんですよ。
動物には人間には計り知れないパワーがあると考えられています。
実際、犬は主人が帰ってくる何分も前から玄関に座って待っていたりしますよね。
ナマズやウナギに地震を予知する力があることは周知の事実です。
「虫の知らせ」とはよく言ったもので、
動物たちは自然の中のほんの小さな変化にも敏感。
どんな些細なことでも見逃さずにキャッチし、その情報を
自分自身の身を守るために生かしているのです。
この本能的な力、私たち人間はかなり衰えていますよね(泣)
それだけ、自然との距離が離れてしまったということでしょうか。
動物たちの持つ本能的な力を「スピリチュアルな力」と崇める背景には、
彼らへの羨望と、自分たち(人間)自身への
ふがいなさがあるようにも感じられます。
迷ったら干支グッズが手堅い!
風水では、自然界の動物には
それぞれ特有の力が備わっていると考えられています。
例えば、蛇は生命力や繁栄のシンボル。
脱皮を繰り返して生まれ変わるその姿は「永遠」を想起させます。
(実際は、単に古い皮膚を脱ぎ捨てているだけですが…)
また、ウサギは社交性の象徴。
ピョンピョン飛び回る躍動感、そしてキュートな見た目は、
誰からも好かれるお調子者を連想させますよね(笑)。
その他、カエルやゾウ、犬、龍、サル…と
様々なラッキーアニマルをモチーフとした風水グッズがたくさん出回っています。
もし、動物をモチーフとした開運グッズを選んでいて
「どの動物の力を借りようか…」と迷ってしまった場合は
その年の干支、もしくは自分の干支のグッズをセレクトするのがオススメ。
仕事、お金、健康、人間関係、恋愛…と、
全体的な運気をバックアップしてくれる効果があります。
各干支の動物が持つ意味については、
「知ってた?干支の動物にも意味がある」で詳しく解説していますので
ぜひ参考にしてみてください。
動物を飼うことは風水的に見てどうなの?
風水では、様々な動物をモチーフとした開運グッズがあります。
では、生身の動物を飼うことについては
どう捉えられているのでしょうか?
動物の絵画や置物を飾るのと同じような開運効果を期待できるのか!?
動物好きな方には残念な見解ですが、
基本的に風水では、ペットを飼うという行為は「凶」。
なぜなら、家の中を汚してしまうからです。
風水の基本ルールは「清潔」でしたよね。
私たち人間も含めて、動物が一個体存在するということは
排泄物が生じるということです。
これは「不浄」の元となり、
家の中の「気」を汚すことにつながります。
ペットを飼うのであれば、
トイレの処理には相当気を遣う必要がありますね。
一方、金魚や熱帯魚など、水槽で飼う動物については
犬や猫よりは風水的に見た場合の「凶意」が緩和されるよう。
動き回る範囲が水槽内に固定されていますし、
排泄物のニオイもそこまで気になりませんからね。
ただ、この場合でも、水槽内のメンテナンスはこまめに行いましょう。
汚れた水は、家の中に「陰気」を発生させる元。
排泄物を溜めたりしないように、水の管理と「ニオイ」には気を配りましょう。
水槽を置く場合、四正方位の正中線(東西南北のど真ん中)は避けましょう。
風水では、不浄の影響が表れやすい場所と言われています。