まずは「陰陽五行」をおさらい!
「風水で出てくる「五行」って何?」のページでも紹介していますが、
風水のベースには「陰陽五行」の考え方があります。
まず、この世界の事象には全て、対照的な2つの側面があるということ。
それらが、互いに混ざり合って存在していると考えられています。
実際、明るい人もいれば暗い人もいますし、
一人の人間の中にも両方の側面がありますよね。
どっちが良いとか悪いとかいうことではなく、
二つが絶妙なバランスを保ちながら存在しているわけです。
これが「陰陽」の考え方ですね。
次の「五行」とは、「木・火・土・金・水」のこと。
この世の全てのものは、
この五行のいずれかの「気」を持つと言われています。
そして、五行同士にも「相性」というものがあり、
相性が良い場合は「相生」でお互いを活かし合いますし、
逆に相性が悪い場合は「相克」でお互いに反発し合ってしまうわけです。
キッチンでやってはいけないNG風水を語る際にも
この「五行」の関係が鍵になります。
今一度、下の図でそれぞれの関係を確認しておきましょう。
金運が溶けてなくなる?包丁と火の関係
ガスコンロから出てくるのは?・・・そうです、「火」です。
そして、包丁は金属=「金」。
この二つは、風水の五行の考え方に基づくと
「火は金属を溶かす」ということで、
転じて「金運をおびやかされる」と捉えられます。
「金運をおびやかされる」と具体的にどんなことが起こるのかというと、
例えばお金を誰かに奪い取られたり、
騙されて財産を強奪されてしまったり・・・といったことが考えられます。
ですから、キッチンでは
コンロの近くに包丁(その他、金属製のもの)を置かないこと!
たいていの物件ではシンクの下に収納ポケットがついているはずですから、
包丁は必ずそこに収めておくようにしましょう。
そもそも、包丁を出しっぱなしにしておくこと自体、
風水では「尖った先端が殺気を発する」ということで非常に嫌われる行為です。
喧嘩が絶えない原因はキッチンの配置にあった!
今の家に住み始めてから、どうも家族内の喧嘩が多くなった。
前よりも家族と衝突する機会が多くなった気がする・・・。
そう感じているなら、一度、キッチンの配置を見直した方が良いかもしれません。
具体的には、洗い場(水道)とコンロの位置関係です。
もしかして、二つが隣接していたりしませんか?
それは、風水の五行の理論では「水は火を消す」ということで
相性が悪い組み合わせなんです。
「火」と「水」の気がぶつかり合うキッチンは、
全体の気のバランスも崩れがちな場所。
そこに住む人までもがイライラしやすくなって、
口論したりぶつかりあったり・・・といった家庭内トラブルが多くなります。
これを避けるための風水テクニックとしては、
洗い場とコンロの間に観葉植物を飾ることをオススメします。
観葉植物は、五行で言うところの「木」の気を持つアイテムなので
いわば「水と火の仲裁」としての役割を果たしてくれます。
「水」→「木」→「火」と気の流れがスムーズになりますので、
「わけもなくイライラするっ」「旦那に喧嘩をふっかけてしまう(涙)」
というネガティブループから救い出してくれるはずですよ。