元気を与えてくれる色
赤という色から、みなさんはどのようなことをイメージしますか?
火?太陽?血?バラ?
…いずれも、情熱的なイメージを想起させるものばかり。
「赤は情熱の色」
と言われるのもうなずけます。
格闘技の世界では、
青よりも赤いウェアを身に着けた選手のほうが勝率がUPする
ことが分かっています。
これは科学的な実験で証明されていること。
実力に差がない選手同士でも、
ウェアやプロテクタの色で勝率に差が出るのだそうです。
そういう意味では、「勝負の色」とも言えるのかもしれませんね。
風水でも、赤は満ち溢れるパワーを表す元気な色。
太陽を象徴する色であり、
前向きでポジティブなエネルギーを授けてくれる色です。
実際、赤い服を着るとなんだかやる気や勇気がみなぎってきませんか?
赤いルージュをつけると、ちょっと大胆な気持ちになったり…。
私たちの心は、想像以上に「色」による影響を強く受けています。
頑張らなくちゃいけない。
でも、どうやって自分の気持ちを高めたら良いのかわからない。
モチベーションを高めたい…そんな時には、
持ち物に赤いアイテムを取り入れてみると良いでしょう。
一方で、「赤い色を見るだけでなんだか疲れる…」
なんて感じてしまうこともありますよね。
そんな時は、心と身体が疲れている証拠。
心身が色に負けてしまっている時です。
うまく使えば仕事運がUP!
風水では、赤は五行のうちの「火」の気が強い色と言われています。
「火」のイメージ通り、情熱の色。
例えば、
「明日の会議は絶対に自分のペースに持っていきたい!」
「この面接だけはなんとしても合格したい!」
「今回の商談は絶対にモノにしたい!!」
「今回こそ、宝くじを当てたい!!」
…そんな「ココ一番!」の勝負所に力を貸してくれるはずです。
自分自身のエンジンを駆動させてくれるカラーというわけですね。
とはいえ、全身真っ赤のスーツで会社に行くのはオススメできません(苦笑)
それではかえって逆効果…周りからドン引きされるのは間違いないでしょう。
ファッションに赤を取り入れるのであれば、ネクタイやスカーフ、
アクセサリー、ボタンなど、
ちょっとしたワンポイントアクセントに留めておくのがベター。
ほんの一か所でも、赤いアイテムを身に着けることで
自分自身の士気を高めることができますよ。
ちなみに、赤は生命力を象徴する色でもあります。
ゆえに、風水では赤い物を身に着けていると健康運がUPするという説も。
子宝にも効果があるそうなので、
妊活中の女性にはぜひ取り入れていただきたいカラーの一つです。
こんなデメリットも知っておこう
ただ、赤はあまりにもパワーが強すぎて
思わぬ副作用をもたらすこともありますのでご注意を。
例えば、「火」の気は金運を溶かしてしまいます。
ですから、財布に赤を取り入れるのはオススメできませんね。
金運が燃える=お金がなくなってしまう可能性があるのです。
また、「情熱的」というのは度が過ぎれば「イライラしやすい」ということ。
仕事や勉強に注ぐエネルギーに満ち溢れているのは結構なことですが、
それが人に向かうとイライラやストレスにつながります。
実際、赤の多いインテリアの部屋で暮らしていると、
家族のいさかいが絶えなくなったり
心身をうまくリラックスできなくなったり…と、
困った弊害が出てくることは多いようですね。
ファッションでも、やたらに赤を多用した服装の人は、
第一印象で好戦的に見られ、
なんとなく避けられてしまったりするものです。
心理学者ルッシャーによれば、
赤は「自己主張の強い色」でもあります。
パワーが強い分、ネガティブな要素も強く出てしまう色…。
インテリアやファッションで赤い色を使う場合には、
それをメインにするのではなく、
あくまでもワンポイントアクセントとして控えめに用いることが大事ですね。