インテリアコーディネートに生かせる風水を紹介します。

気の流れが良すぎてもダメ×

風水といえば、「気の流れが良い」とか「気が停滞しているとか」。
“気”の流れについての表現が多い印象です。

 

普通に考えると、“気”は停滞しているよりも
どんどんスムーズに流れて循環しているほうが幸せになれそうですよね。
血液だって、巡りが良いほうが健康ですし。

 

しかし、気の流れが良すぎるのも問題です。
ここが風水の難しいところなのですが…。

 

家の中で最もわかりやすいのは、廊下。
だいたいは直線ですから、気の流れがスピーディーになります。
すると、せっかく玄関から良い運気が入っていたとしても、
それを各部屋にうまく取り込むことができなくなってしまうのです。

 

理想を言えば、ちょっとカーブがあるほうが良いわけです。
同じことは階段についても言えますね。

 

間取りの都合上、いまさらどうにもならない…。
と思われるかもしれませんが、風水のテクニックを使えば
廊下の気の流れを少し緩やかにしてあげることは可能です◎

絨毯をうまく活用しよう

廊下での“気”の流れを緩やかにする風水テク。
最も簡単なのは、絨毯を使った方法です。
これからリフォームをお考えであれば、
廊下や階段を絨毯張りにしてみてはいかがでしょうか。
直線状の廊下や階段が持つ弱点をフォローすることができます。

 

「予算的にそれは無理」
「リフォームの予定はない」

 

ということであれば、板張りの上から絨毯を張るということでも良いですし、
または、マットを上手に活用しましょう。

 

玄関マットを敷く。
階段の上下にマットを敷く。
…これだけのことでも、気の流れを少し緩やかにすることができます。

 

素材としては、化繊などの人工的な物は避け、
天然素材の物をセレクトしましょう。
特に、「い草」(畳に使われるアレですね)のマットは、
邪気を吸収して家全体の気のバランスを整える力があるのだそうです。
風水では「運気UP」「厄落とし」のアイテムとしてよく使われていますので、
ぜひお試しください!

風水テクで家相の弱点を補おう

他にも、廊下の気の流れを緩やかにする風水テクニックは色々あります。

 

ポイントは、気の流れを変えること。
そのままだとまっすぐ進んでしまう気を、
様々なアイテムを使うことで反射させるのです。

 

目には見えない“気”に、時間稼ぎをさせる。

 

…そんなイメージでしょうか(笑)。

 

 

鏡を使った方法

廊下の壁に鏡を掛けることで、気の流れを変えることができます。
鏡は、光を反射するように“気”も跳ね返す力がある。
風水ではそのように考えられているのです。

 

ポイントは、廊下を上から見た時に「S」の形になるように
鏡を3つ取り付けること。

 

玄関から見て、まず右に1個。
(気は、右側を通って流れていきますので、この流れに沿って配置します。)
次に、左に1個。最後にもう一度右に1個。
右→左→右と反射を繰り返して、最終的には部屋の中に入っていく…。
そんな“気”の流れ(導線)を意識しながら配置することが大事です。

 

観葉植物を使った方法

観葉植物には、悪い気を吸収する力があると言われています。
また、強すぎる陽気を吸収してマイナスイオンを出すので、
室内全体の気のバランスを整えてくれるのです。
廊下に配置する場合は、鏡と同じように「S」の形にレイアウトすると良いでしょう。

 

照明を使った方法

だいたいのお宅は、廊下は1〜2か所しか照明がついていないでしょうから、
陰になって暗い部分ができてしまいます。

 

陰の気は暗いところに溜まりやすいと言われています。
ですから、廊下の暗い部分は気が停滞して空気がよどみやすい!
気の流れが速過ぎるのも困りますが、
悪い気が溜まってしまうのはもっと困りますよね(苦笑)
鏡や観葉植物のように、廊下の照明もプラスしてみましょう。