インテリアコーディネートに生かせる風水を紹介します。

子供を叱る前に我が身を振り返ろう

毎日、「片づけなさい!」と口癖のように言っているのに
子供たちは一向に自分から片づけようとはしない。
ああ、自分には教育のセンスがないのかしら・・・(涙)。

 

そんな風に自信を無くしている親御さんも多いのではないでしょうか。
確かに、毎日同じことで叱ってばかりいると、
我が子に対しても自分自身に対しても
無力感を覚えるようになるでしょう。

 

しかし、実は片づけの習慣を教育するのはごくシンプルなこと。
もしかしたら、「教育して身に着けさせよう」という発想が
ちょっとピント外れなのかもしれません。

 

子供に「片づけ」の習慣をつけるには、
親自身がお手本を見せてあげるのが最も効果的。
子供には「片づけなさい!」と叱っておきながら、
自分自身は雑誌や衣類を広げっぱなし。
食べた後のお皿も、下げずに放置。
・・・心当たりがある方、ドキッとした方は少なくないのでは(笑)?
これでは、子供だって片づけませんよ。

 

風水では、整理整頓&清潔は開運の基本中の基本。
良い運気を呼び込むためには、
自分の身の回りをスッキリと整えておくというのが大前提なんです。
だからこそ、幼い頃から親自身が手本となって見本を示し、
自分自身で幸せを呼び込む方法を身に着けさせることが大切です。

 

子供を叱る前に、まずは我が身を振り返ることから。

 

それが、本当の意味での「教育」と言えるのではないでしょうか。

子供が散らかすのは、一種のサイン

おやつ、オモチャ、文房具。
放っておくと、子供がいる空間はあっという間に散らかってしまいます。
それはもう、よくもこんなに盛大に散らかすことができるよね!
と思わず笑ってしまうくらい(笑)。

 

「あーあ、またこんなに散らかして(怒)!」

 

怒鳴りたくなる気持ちはよくわかりますが、
その前に、一呼吸おいて考えてみて欲しいことがあります。

 

それは、散らかすという行為が子供の内面を表しているということ。
何かのサインである可能性が高いんです。

 

もちろん、しっかりとした「片づけ」の教育が身に着く前の子供が
オモチャをあっちに、こっちにと広げるのは自然なことで、
ある程度までは仕方がないことです。

 

しかし、何度言ってもそれが改善しない場合は、
その行為に子供からのメッセージが込められている場合があるのです。

 

もっと自分にかまって欲しい。
もっと自分に注意を向けて欲しい。
家庭環境や学校でのストレスを自分ではコントロールできなくなっている。

 

理由はその子によって異なりますが、
散らかすことによってエネルギーを発散しているのは確かでしょう。
風水では、

 

「部屋の状態はそのままその人の内面(頭の中)を表す」

 

とも言われますので、物事に対する集中力が失われていることも窺がえます。

 

様子が変だな、おかしいなと感じたら、
どうかお子さんの心の声に耳を傾けてあげてください。

お別れは本人の意志を尊重しよう

整理整頓、片づけの教育は親の義務だから!
と、なんでもかんでも子供の意志を無視して片づけていませんか?

 

これはもう使わないでしょ!
この本はもう読まないでしょ!
このオモチャは壊れてるでしょ!

 

そんな風に、親の一方的な判断で物を片付けているなら、
その教育は間違っています。

 

確かに、部屋を片付けることは
風水的に見てもプラスの効果をもたらしますが、
そのプロセスも大事にして欲しいのです。

 

親から見たらどうでも良いように見えるガラクタでも、
子供にとっては宝物なのかもしれません。
たとえ古びていても、壊れていても、
ずっと傍に置いておきたいと思う大切なもの。
あなたにだって、そういう物の一つや二つはあるのではありませんか?

 

片づけの教育をするなら、子供本人の意志を尊重すること。
そうすることで、

 

「自分も一人前として認めてもらえているんだな」

 

という自尊心が生まれます。
そうすると、親の言うことも受け入れやすくなるんですよ。

 

「教育」という名の元に親(大人)の権力を振りかざすだけでは
何も身に着かないし、大切なことは心に届かないのです。