インテリアコーディネートに生かせる風水を紹介します。

「明るさ」は心の栄養になる

空間の「明るさ」は、人の心の明るさと無関係ではありません。
実際、薄暗い部屋で食事をしていると、
なんだか会話も弾まないし気持ちもダークに…。
これでは、せっかくの美味しい食事も台無しです!

 

風水でも、幸せを呼ぶ食卓づくりの基本は「明るさ」から。
照明の選び方を大切にしているんですよ。
「暗さ」は、空間の“陰”の気を強くしてしまいますからね。
食卓は、食事からエネルギーを取り入れるための場所。
そこが陰気に傾いていると、良いエネルギーを吸収することはできません。

 

窓があるなら、カーテンを開けて日の光を取り込む!
間取りの都合で暗くなりがちな食卓であればなおさら、
照明で「陽」をプラスして陰・陽のバランスを整える必要があるのです。

 

また、風水では、物理的な明るさだけではなく
雰囲気を明るくすることも大切にしています。
すなわち、食卓に鮮やかな生花を飾ったり、BGMを流したり。

 

「TVを見ながら食事をしてはいけない」
と教えられて育った方も多いかもしれませんが、
一人暮らしの方ならTVの力を借りるのも一つの手ですよ。

 

薄暗い空間で沈黙の中で食事をするよりは、
たとえそれがTVであってもにぎやかな食卓で食べたほうが
心身ともに良いエネルギーを吸収することにつながります。

テーブルと椅子の選び方は…

転居先で食卓をレイアウトする上で頭を悩ませること…。
それは、テーブルや椅子選びではないでしょうか?
家具店に行くと、デザインも機能性も
実に様々なダイニングテーブルセットがそろっていますからね。
どんなポイントを重視して選んだら良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。

 

どんな形の?どんな素材のテーブルセットが良いのか…
迷った時は風水の知恵を参考にすると良いですよ。

 

例えば、風水で「ベストな食卓」と言われているのは、長方形のテーブル。
四角というのは、「運気の土台がかっちりと固まる」イメージです。
さらに、食卓は口からエネルギーを取り入れる空間ですよね。
食卓に長方形を取り入れることによって家庭運という土台(礎)が固まり、
外でも安心して活躍できるようになるんです。
つまり、社会運や出世運が良くなり、結果的に収入もUP!!

 

一方、椅子のほうは、しっかりした背もたれと肘かけのあるタイプが良いと言われています。
デザイン性の高いオシャレな椅子は、インテリアとしてはステキかもしれませんが、
腰を落ち着けて食事をするには不向き。
食事からしっかりとエネルギーを受け取るには、
安心して体重を預けられる椅子でなければいけないのです。

「壁に鏡」は必須!

高級レストランに行くと、壁に鏡が多用されていることに気づくと思います。
あれは、限られた空間を広く見せるためのテクニック。
視覚のマジックです。

 

確かに、どんなに狭い空間であっても
壁に鏡が一つあるだけで実際よりも広いように感じられますし、
気持ちの上での閉塞感も緩和されます。
心にも余裕が出てくるのか、いざ食事を前にしてみると、
「ゆっくり食べよう」という気持ちになり、
時間を忘れてお店に居座ってしまったり…(笑)。

 

一方、ファーストフードではこのような演出はあまり見かけません。
あくまでも「回転率の高さ」を重視しており、
「狭い箱の中で、一人でも多くのお客さんをさばくこと」
に注力しているわけですから、長居をされてしまうとかえって困ってしまうのでしょう(笑)。

 

では、自宅の食卓ではどうでしょうか?
言うまでもなく、前者のように
落ち着いて食事を楽しめる空間を演出することが大切。
閉塞感のある食卓では、家族のコミュニケーションも弾みません。
できれば、ダイニングの壁には大き目の鏡をかけましょう。

 

当然、食卓に並んだ食事も鏡に映り込むことになりますよね。
その分だけ、実際よりも食卓がゴージャスになる!
リッチな食卓は、風水では富と権力の象徴。
家庭内の金運UPにもつながります。

 

ただし、鏡を掛ける際は、キッチンや窓の正面は避けましょう。
キッチンの「火」の気が増幅されて金運が燃やされてしまったり、
窓か入ってきた良い運気を反射させてしまったりすることがあります。

 

鏡には種類があります。
凸面鏡:凶作用を反射する。
凹面鏡:吉作用を集約する。
平面鏡:邪を跳ね返し、吉を取り入れる。