「本命卦」が全ての基本
このサイトも含めて、風水に関連した情報サイトでは、
「仕事運を上げるには、仕事部屋は北西の方角が良い」
「勉強部屋は、東の方角に作ったほうが集中力が上がる」
…といった表現をよく見かけますよね。
確かに間違いではないのですが、
実は、「100％正確」とも言えないのです。
というのも、本当の意味での理想の間取りを実現するなら、
そこに住む人の「本命卦」（ほんめいけ）」を考慮する必要があるからです。
「私の吉方位ってどっち？」で詳しく紹介していますが、
人にはそれぞれ、「吉方位」と「凶方位」があります。
これは、生年月日と生まれた時間によって異なりますので、
Aさんにとって「良い方角」が、Bさんにとっても吉とは限りません。
新築する際には、そこに住む人の「本命卦」を知っておくことが
風水の基本中の基本なのです。
優先させるべきは、「家主」の本命卦
「でも、家族だって、みんな本命卦が違うのでは？
全員の吉方位が一致することなんて、有り得ないのでは？」
…確かにその通り。ごもっともです！
この場合は、家主の本命卦に合わせた間取りにしましょう。
新築する場合、一番大事なのは玄関です。
風水では、「運気は玄関から入ってくる」と言われていますので、
この方角やインテリアコーディネートが非常に重要なのです。
風水では、玄関は「吉方位」に作るのが基本。
まずは家主の本命卦を算出し、吉方位を割り出しましょう。
ただし、「鬼門」と言われる北東と、「裏鬼門」の南西は、
玄関としては避けるべき方角。
その文字通り、「鬼が入ってくる」＝悪い“気”が入りやすくなります。
物理的にも、北東の玄関は光も入りにくいですし、
印象としても陰気な感じになりがちですよね…。
同じく、リビングの方角も大事ですね。
リビングは、家族が集う場所。
風水では「家庭運」に影響を与える場所と言われています。
家庭内が安定していないと、勉強や仕事への集中力もイマイチ。
家族みんなが居心地よく集い、
言いたいことを言い合えるような空間にするには、
やはり「方角」も大事なのです。
開運の鍵は「土地選び」にある？
ちなみに、新築の際は、間取りの前に「土地選び」が大事ですよ。
ここでは、風水でよく言われている「土地選び」のポイントをご紹介します。
風水では、太陽＝「陽」の気を授けてくれるエネルギー源です。
日当たりが悪い家は、「陰気」になりがち。
住まいの環境が人の心身に与える影響は大きいですから、
健康を損なったり、気分的にもテンションが上がらなかったり…。
日当たりが良いに越したことはありません！
植物が元気だということは、その土地に良い「気」が満ちているということ。
風水では、私たち人間もまた大地の「気」をチャージすることで
生命力を得ていると考えますから、
植物も育たないような痩せた土地に新築するのはオススメできません。
特に、小さなお子さんがいる家庭は、元気の良い土地を選びましょう。
新築の際、費用の都合で、
「いびつな形の土地を選ばざるを得なかった」
という話をよく耳にします。
しかし、風水的には、「気」が安定しないのでNG。
「欠け」のない長方形の土地がベストです。
賃貸で部屋を借りたりする場合、
そこで殺人があったり、自殺者がいたり…
といった「いわくつき」の部屋は嫌われますよね。
コレ、土地についても全く同じ！
事故や火事があった場所、病院やお寺の跡地…等々、
人の怨念が残っていそうな土地は選ばないようにしましょう。
「新築した途端、悪いことばかり続く…」
なんてことにもなり兼ねませんよ。
どうしようもない場合は、必ずお祓いや除霊をしましょう。