インテリアコーディネートに生かせる風水を紹介します。

土地にも“気”がある

風水では、よく、「気」という言葉が出てきますよね。

 

「“気”の流れが滞る」

 

「“気”のバランスが整う」

 

…等々。

 

目には見えないものですから、
「これこれ、コレが“気”だよ!」
と物理的に証明することはできないのですが(笑)、
五感で感じる「空気」の流れや質感を意識すると
わかりやすいのではないでしょうか。

 

例えば
「なんか、空気がこもってない?」
「換気したほうが良いんじゃない?」
と感じる時は、だいたい、“気”の流れが滞っている時です。

 

逆に、
「今日は風がさわやかだね〜」
「なんとなく、良い香りがして気分が良いね」
と感じる時は、良い“気”が流れている時ですね。

 

室内のインテリアを整えることで“気”の流れを整えていこう
というのが、風水の基本的な考え方なのですが…。

 

それ以前に、土地にも“気”があるってご存知でしたか?
気のバランスが崩れている土地に新築したりすると、
「なぜだか悪いことが続く…」なんてことにもなり兼ねません。

 

どんなに室内を整えても、土地のデメリットはカバーできなかったりしますので、
土地選びにもこだわりましょう。

理想的な土地の特徴は?

では、風水的な観点から見て、
「理想的」と言われる土地はどのような特徴があるのでしょうか?

 

伝統的な風水では、
「北に小さな丘、東に清らかな川、南には広い平野、西には道路」
という土地が理想的とされています。

 

しかし、これを100%満たす土地を探すのは
今のご時世ではそう簡単なことではありませんよね。
土地が余っている地方ならまだしも、都市部ではなおさら難しいでしょう。

 

そんな時は、次の3つのポイントを抑えて土地選びをしましょう。

 

日当たりが良い

私たちの身体のリズムは、太陽の動きと密接にリンクしています。
太陽が放つ「陽」の気を享受できてこそ、
私たちは心身ともに健康でいられるのです。
実際、日当たりが良い土地は、植物も元気ですよね。
ですから、日当たりが良いことはなにより大事なポイントになります。

 

変形がない

風水では、土地は「長方形」が理想的。
凸凹があったり、三角形だったりする土地は、
“気”が安定しないのでオススメできません。

 

土地の履歴に問題がないこと

新築や物件購入を考えているなら、
その土地の「過去」は必ずチェックしておきましょう。

 

事故や事件があった場所だと、土地が発する“気”によって、
そこに住む人が禍を被ることにもなり兼ねません。
いわくつきの土地は、避けるのが賢明です。

こんな土地はダメ!

逆に、風水で「こんな土地は絶対にダメだ」と言われているのは
どのような土地なのでしょうか?

 

T字路、袋小路の突き当たり

道路の突き当りは、その先に進むことができない
つまり「行き止まり」ということですよね。
これは、“気”の流れが滞ってしまう典型的な土地。
「路沖(ろちゅう)殺」と言って、凶運を呼び込みやすくなります。

 

近隣の建物の“角”が向いている

風水では、「角」は凶のビームを発すると考えられています。
ですから、角が向けられている土地というのは、
悪い“気”(殺気)をストレートに受け取っているようなものです。

 

道路のカーブの外側に面している

風水では「路弓殺」(ろきゅうさつ)と呼ばれる土地です。
カーブの外側というのは、 “気”が分散しやすいのだとか。
実際、「車が家に突っ込んできた」という事故も多いですよね。
せっかくの幸運も分散して外に出て行ってしまいますので、
このような土地に家を建てるのは避けましょう。

 

近くに鉄塔がある

これは、磁場が乱れる原因になります。
風水で言うところの“気”と「磁場」は、実は密接な関係にあります。
磁場が乱れる=“気”が乱れるということですから、
このような土地に家を建てると、集中力がなくなったりイライラしやすくなったりしますよ。