インテリアコーディネートに生かせる風水を紹介します。

種類別・カーテンの特徴

カーテンは、部屋に部屋の印象を大きく左右するアイテム。
部屋に入った瞬間に最初に目に入ってくる部分ですし、
占有面積が広い分、部屋の雰囲気に直結します。

 

風水でも、どんな種類・どんな色・どんな柄のカーテンを選ぶかが
その部屋の“気”のバランスを変え、結果的には
そこに住む人の運気を変えていく…と考えられています。

 

風水では、各方角は五行(「木火土金水」)の
いずれかの気を帯びていると考えます。
「風水で出てくる「五行」って何?」で詳しく解説しています)
ですから、その部屋が家の中心から見てどの方角に位置しているか?
それ次第で、選ぶべきカーテンは違ってきます。
すなわち、それぞれの性質と相性が良く、
良い性質は高め、悪い性質は鎮めてくれるようなカーテンが理想的というわけ。

 

例えば、最も一般的なドレープ&レースのカーテン。
これは、「土」と「陰」の気が強い傾向にあります。
ですから、同じく「土」の気が強い北東や南西、
「土」と相性の良い、「火」や「金」の方角(南、西、北西)には
このタイプのカーテンが合います。
色は、ちょっと明るめを選んで陰陽のバランスを取ると良いでhそう。

 

一方、ブラインドは、素材によって性質が違います。
まず、一般的な金属製。
これは、「金」と「陽」の気が強い傾向があります。
ですから、同じく「金」の南、西、北西や
「土」の北東、南西、「水」の北と相性が良いでしょう。
※ただし、南の部屋にブラインドを使うと、陽の気が強くなり過ぎて
落ち着かない部屋になってしまいます。

 

次に、木製。これは、そのものズバリ、「木」の気が強い!
(古典的な障子も同じです)
ですから、同じく「木」の東、南東。
また、「火」の南、「水」の北にも適しています。
ただし、さきほども紹介した通り、「陽」の気が強いので
南の部屋に使用するのは避けたほうが良いでしょう。

 

ちなみに、布製のブラインドは、五行のいずれにも属していません。
ニュートラルな分、どの方角にも使える万能選手です◎

方角別に「五行」の特性を生かしたカーテン選びを!

前項でもご紹介した通り、カーテンを選ぶ際には
「木火土金水」の「五行」を意識すると良いでしょう。
これは、素材だけではなく、色や柄を選ぶ際にも同じことが言えます。

 

『風水で出てくる「五行」って何?』の記事を参考にしていただき、
その方角と相性の良い性質を持つ色・柄を選びたいところですね!
(※「相性が良い」とは、その方角が持つパワーを高めてくれるという意味です。)

 

【木の気】

木を連想させるグリーンやブルー。
柄は、縦のストライプ、花柄、リーフパターンがオススメです。
東、南東、南の窓のカーテンに◎

 

【火の気】

火を連想させる明るい赤、オレンジ、紫。
柄は、星柄。
南、南西、北東の窓のカーテンに◎

 

【土の気】

土を連想させるブラウン、黄色。
柄はボーダー柄、チェック柄、市松模様。
北東、南西、西、北西の窓のカーテンに◎

 

【金の気】

金を連想させる黄色、金。
白や銀色、ピンクも◎
柄は水玉(ドット)柄、アーチ柄。
西、北西、北の窓のカーテンに◎

 

【水の気】

水を連想させる水色や青。黒も◎
柄は、不規則なパターン柄(空の模様など)や、縦のウェーブ。
北、東、南東の窓のカーテンに◎

陰と陽のバランスを取ろう

カーテンを選ぶ際、五行に加えて意識したいのは、
「陰」と「陽」のバランスです。
風水では、全ての物は「陰」と「陽」に分けられると考えます。
これについても、
『風水で出てくる「五行」って何?』の記事を参考にしていただければ
なんとなくイメージが湧いてくると思います。

 

ざっくりとした分類をすると…

 

明るいものは「陽」。
暗いものは「陰」。

 

白は「陽」で、黒は「陰」。
太陽は「陽」で、月は「陰」。

 

カーテンを選ぶ際のポイントで言うと、
暖色系の明るめのカラーは「陽」。
寒色系で落ち着いたカラーは「陰」です。

 

他の家具やファブリックとのバランスを考え、
部屋全体を見た時に「陰」と「陽」がちょうど良い具合に
中和されるようなインテリアコーディネートが最適ですね!

 

ちなみに、色だけではなく、素材にも「陽」と「陰」があります。
例えば、化学繊維のカーテンや
プラスチックのブラインドは「陽」の気が強い性質を帯びています。
色使いで「陰」を強いすることで、
「陽」の気を抑える工夫を施しましょう。