ファブリックはなぜ重要？
みなさんは、誰かの家に招かれて訪問した時、
その家のどんな点を見て、家主のセンスを判断しますか？
家具の選び方や、全体的なインテリアはもちろんですが
カーテン、ラグ、カーペット、クッション…といった
ファブリック類は、わりとその人の個性が出やすい部分ではないでしょうか。
部屋の中での専有面積が広い分、ファブリックの色や柄の選び方次第で
その部屋の雰囲気は良くも悪くも変わってしまいます。
特に、ファブリックの色や柄がバラバラで
全体的に統一感のない部屋は、
落ち着きがないような印象を与えてしまいます。
この微妙な感覚を感じ取れるかどうか…
そのセンスは、風水を勉強する上でも大事なポイントになります。
風水でも、ファブリックは運気のベースを作るものと言われていますので、
選び方には様々なルールがあります。
まずは、その部屋が家の中心から見てどの方角にあるのか？
そこをチェックすることが基本！
風水では、各方角は五行（「木火土金水」）の
いずれかの気を帯びていると考えられています。
（「風水で出てくる「五行」って何？」で詳しく解説しています）
ですから、その部屋が家の中心から見てどの方角に位置しているか？
それ次第で、どんなファブリックで部屋を統一すべきか、
その答えも違ってくるのです。
カラーと色で選ぶ！クッションの特徴
風水に基づいてファブリックのカラーや柄を選ぶ際には
「木火土金水」の「五行」を意識すると良いでしょう。
とりわけ迷いどころは、クッションの柄ではないでしょうか？
とりあえず、カーテンの色や柄を選んで、
（『どうする？幸運を呼ぶカーテン選び』をご参照ください！）
クッションもそれに合わせて、テイストの似たものを…。
というのが理想的ですが、雑貨店に出かけてみると
いろんな柄があって目移りしてしまいますよね(笑)。
ここでは、一般的によく見かけるクッションの柄を、
それぞれ「五行」に分けてみました。
【木の気】
ドット柄、縦のストライプ、花柄、リーフパターン。
東、南東、南の部屋にオススメ。
【火の気】
アートなデザイン（星柄など、個性的なもの）、アニマル柄。
南、南西、北東の部屋にオススメ。
【土の気】
ボーダー柄、チェック柄、市松模様。
北東、南西、西、北西の部屋にオススメ。
【金の気】
水玉、アーチ柄。クラシカルな花柄。
光沢のあるデザインも◎
西、北西、北の部屋にオススメ。
【水の気】
不規則なパターン柄（空の模様など）や、縦のウェーブ柄。
北、東、南東の部屋にオススメ。
ラグマットは形と素材にこだわろう
風水では、「床から大地の“気”を吸収する」という考え方があります。
もし、その“気”の流れを遮るようなインテリアコーディネートをしてしまえば、
運気の土台固めができなくなってしまいますよね。
風水には、
「床の気を抑え込んでしまうと、家の中の気が停滞しやすくなる」
という説もありますから、どんなラグを選ぶかはかなり重要！
ですから、ファブリックの中でも、
ラグマットは慎重に選びたいところなのです。
とはいえ、ファブリック類の中でも特に部屋の占有率が高い分、
部屋の印象を大きく変えてしまうもの。
デザインにもこだわりたいところです。
色んなタイプのラグがありますが、風水的な観点で見た場合、
それぞれどんな特徴があるのでしょうか？
★長方形
最もオーソドックスな形のラグですよね。
これは、風水では「陰」の傾向が強いと言われる形。
カラーは明るめを選んで、「陰」「陽」のバランスを整えましょう。
★円形
最も「陽」の傾向が強い形。
カラーは、寒色系を選んで「陰」「陽」のバランスを整えましょう。
（明るすぎる色を選ぶと、イライラしやすくなってくつろげません）
柄も、あまり奇抜な物ではなく、シンプルな物を選ぶと良いでしょう。
★正方形
円形と同じように、陽の傾向が強いですね。
これも、寒色系を選んで「陰」「陽」のバランスを取るのがオススメ。
ただし、円形よりは「陽」の傾向が弱いので、
原色などの派手は色を避ければ、明るい色でも良いでしょう。
パステルカラーなどはいかが？
★不規則形
星型や葉っぱ、花など、個性的な形状のラグ。
これは、「水」の気と「陽」の傾向が強い性質があります。
どんな色とも相性の良い、バランスの取れた形です。
★毛が短い
毛足が短いタイプのラグは、室内の“気”を安定させてくれます。
「陰」の気が強い傾向があるので、
ちょっと明るめの色で陰陽を中和させてバランスを取りましょう。
★毛が長い
もこもこの毛で、見た目にオシャレで座ると気持ちが良い！
このタイプのラグは、毛足の短い物に比べると
より「陰」の気が強い傾向にあります。
暗めの色は避けて、明るい色をセレクトしましょう！