肺の働きと風水的解釈

普段はあまり意識することのない肺の働き。
しかし、せっせと新鮮な酸素を体内に取り込み、
身体の毒素排出にいそしんでいるんですよ。

風水的な表現をすれば、

「良い気を取り込んで悪い気を吐き出す」

肺ほど、その流れをイメージしやすい臓器はないでしょう。

目には見えないその機能を確認するには、
自分の「呼吸」に意識を向けてみると良いでしょう。
これまた、普段はあまり意識しないものですよね。

自分の呼吸は、浅いのか深いのか？
息をする度に注目してみると、
面白いほど自分の感情の動きと呼吸がリンクしていることに気づくはず。

イライラしていたり、気持ちに余裕がなかったりする時は
自ずと呼吸も浅くなっているもの。
逆に、気持ちに余裕があるときは
呼吸も深く、ゆったりしていることを自覚できることでしょう。

呼吸が浅いということは、
肺の浄化作用が十分に機能できていないということ。

身体の中に老廃物が溜まりやすい状態を
自ら作り出しているようなものです。

これ、風水的にはNGですよね！？

自分は呼吸が浅くなっているな。
それだけ、気持ちに余裕がなくなっているんだな。
肺の浄化機能を十分に生かしきれていないんだな･･･。

そう感じたら、意識的に深く呼吸をするようにしてみましょう。
鼻から深～く吸って、時間をかけて口から出す。
その時、鼻→のど→肺→身体全体→口の順に
空気＝「気」が巡る様子をイメージするのがポイントです。

肺で浄化された新鮮な「気」が身体の隅々までしみわたっていくような････。
そんなイメージで呼吸していると、いつもよりも呼吸が深くなってくるはず。
「ただの気休めでは？」と思われるかもしれませんが、
実際にやってみると効果を実感できると思います。

風水ではよく「気の流れ」「エネルギーの流れ」
といった表現を使いますが、実際は目に見えないもの。

ですが、心の目で見ようとすることによって
その存在をリアルに感じることができるのです。

深い呼吸法を身に着けるのにオススメなのが、ヨガです。

「柔軟体操」というイメージを持たれやすいヨガですが、
ポーズを取ることよりも呼吸を意識することがポイント。
少しくらいポージングが歪んでいても、
呼吸さえ整っていればそれでOKなのです。

最初は、そのポーズを取ることにばかり気を取られがちですが、
むしろ注意を向けて欲しいのは呼吸のほう。
鼻から入った「気」の流れが肺というフィルターで浄化され、
身体中を駆け巡って細胞の隅々まで酸素を届けていく。
フレッシュなエネルギーが身体の中に満たされていく。

そんな様子を頭の中でイメージしながら身体を動かしていると、
心の中の雑念が消えていくのを感じることでしょう。

気持ちが前向きになるポーズなどもありますので、
今の自分の状態に合ったポーズをピックアップして
実践してみると良いでしょう。

身体と心はつながっている。

ヨガを始めると、きっとそれを身体で実感することができると思いますよ。

さらに、ヨガで体内の「気」の流れを整えると、
血行が改善したり便通が良くなったりと
プラスアルファの健康効果も得られます。

肺の機能強化にもつながりますので
風邪を引きにくくなったり、アレルギー体質が改善したり･･･と、
体質が良い方向に変わっていくことも珍しくありません。

風水では、物質的なガラクタだけではなく
身体の中や心の中に溜まったガラクタも
その人の運気を停滞させる元になると言われています。

ぜひ、ヨガで体内の「気」の流れを整えて、
溜め込んだガラクタを一掃させましょう！

インテリアコーディネートに生かせる風水を紹介します。